ビジネスローン解説ナビトップ > 返済や支払いに優先順位をつける

限られた資金の中で優先順位をつけて返済・支払いを行う

会社の運営資金も少なく、金融機関から新たに資金調達ができなくなってしまった場合は、限られた資金の中でどのように会社を維持していくかを考えることが重要なのですが、新たに資金調達ができないということは、全ての返済や支払いは困難になってしまいますので、その場合は事業を存続させるためにも、返済や支払に優先順位をつけて重要度の高いところから対応する必要があります。

まず運営している会社で従業員を雇っている場合、従業員への給料は最優先に支払う必要があり、頑張って働いた従業員に対して給料が遅れてしまったり、給料が未払いなどになってしまうと勤労意欲を一気に損なわせてしまうことに繋がり、何よりも従業員は給料が支払われないとなると生活ができなくなりますので、間違っても従業員に給料の支払いを待ってもらうことなどはしない様、たとえ資金不足だとしても最優先で支払わなければいけないでしょう。

次に優先するのは取引先への支払いになるのですが、取引先といっても一定の財務状況で安定している企業の場合は支払いを多少は待ってくれる可能性がありますが、資金不足であることをしっかりと包み隠さず説明する必要がありますし、手形や小切手を振り出して支払いをしている場合は、当座預金が残高不足になっていると不渡りを出してしまうことになりますので、何としても支払い期日の延長ができるように依頼を行なわなければいけません。

ただし取引先の財政状況が厳しい場合は、従業員への給料と同様に優先的に支払う必要があります。

そして優先順位の3番目に位置するのが銀行など金融機関への返済となり、多くの事業者の場合は銀行への返済が滞ってしまうと、追加の融資が受けられなくなってしまう可能性が高いので銀行への返済を最優先にしてしまっていることが多いのですが、資金が限られている中で銀行への返済を最優先してしまうと、会社を運営していく上で必要不可欠な従業員への給料の支払いや取引先への支払いが困難になりますので、ダイレクトに事業運営に支障が出て、最悪の場合は事業の継続が不可能な状況や倒産してしまうというケースも充分に起こりえます。

銀行への返済が遅延してしまったりすると、今後の融資が厳しくなってしまうことは事実ですが、それにしても事業運営を最優先にするべきで、その上で銀行への返済が困難な場合は、資産の流動化を図ったり銀行側にリスケジュールを申し出て交渉を行なうなど、様々な努力をする必要があります。

このように資金不足かつ新たに資金調達ができない場合は、上記のように支払いや返済に優先順位を立てていくことが重要になり、優先順位を考える際には会社を存続させるための事業運営にとって、何が1番重要なのかをしっかりと考えて順位を付けていくことがポイントになってくるでしょう。


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